最初に携わるのは助産師さん
- aluchanyamachan
- 2024年10月16日
- 読了時間: 4分
先日、NCPR(新生児蘇生法)の研修を開催いたしました。
私は新生児蘇生法のインストラクターなので、自分自身が忘れないためにも
空いた時間を見つけて、開催しています。
タイトルにも書いたように赤ちゃんを最初に受け止めるのは助産師さん。
これは、どこの病院でも助産院でも変わりはありません。
(医師が赤ちゃんと取り上げるスタンス以外は)
つまり助産師さんが第一蘇生にかかわることがほとんどなのです。
この新生児蘇生法の資格は、3年ごとに研修を受講しブラッシュアップする仕組みです。
なので、産婦人科や新生児科、小児科に携わる意識付けの高い方はこの資格を
修得されます。
まず本当は産婦人科に勤めている医療従事者は取るべきものだと感じます。
受講して下さる方には、産婦人科医・小児科医・看護師・消防士・救命救急士
などなど多岐に渡ります。
小児科医さんが受講の時には、さすがに私も緊張します笑
産婦人科の先生は、悔しい思いをしたのでちゃんと復習したいとか、助産院での
お産はどんな蘇生をされるのか、またどんなところなのかを見に来ましたという
先生もいました笑
先生・・・残念ながらひなたぼっこ助産院は蘇生しなければならないような
赤ちゃんは生まれてこないし、そもそも論、無理なお産はしませんと丁重に
説明させていただきました(^-^;
さあ、設定はしんどい赤ちゃんが生まれてきたら・・・から始まります!
何を準備して、きっとこんなこともしないといけないかも?
誰が何をする?などなどチームで話をしながら、1人の赤ちゃんを蘇生していきます。
残念ながら蘇生のアルゴリズムがスムーズにいくことがないのが現状です。
普段、助産師さん・看護師さん・産婦人科の先生はともに必死で赤ちゃんを
助けてくださっています。
これは本当です・・・
ですが、それが本当に赤ちゃんに優しく、的確に行われているかはこの研修の
シュミレーションで明らかになります。
ブラッシュアップ研修ですから、普段の蘇生の仕方を振り返り、修正し、蘇生率を
あげることができるようになればいいです。
振り返りと復習とスキルアップですね!
ですから私もしっかり学んでほしいので、私も興奮します笑
学びにおいて、緊張したり、怖かったり、楽しくないのは何の価値もないと思って
いるので、できるだけ自由に、ポイントを押さえて、解説はわかりやすいく
そして楽しくを心がけています。
おかげで、次回もひなたぼっこ助産院で研修を更新したいとおっしゃって下さる方が
いて、定期的に開催している理由のひとつにもなっています。
最後には普段勤めている先で起こる、どうしたらいいかわからない蘇生について
質問を聞きます。
その質問にひとつひとつ答えていきます。
その中でも最近多いのは・・・やはり無痛分娩における赤ちゃんの蘇生についてです。
やはり無痛分娩は、生まれた後に人工呼吸が必要になることが多く、酸素を使用した方が
良いのか?どの時点で酸素を増量すればいいのかということが判断しにくいとのこと。
なぜ無痛分娩にいて、蘇生する確率が高いのか?から始まります。
現段階で助産師さんの中にも、なぜ無痛分娩にしたら呼吸障害が起こるのかの
機序をわかっておらず、日々のお仕事が精いっぱいである現状が多くあります。
まず、麻酔による副作用で血圧が下降し、子宮への血流量が減り、酸素不足が起こり
心音が下がり急遂分娩に至るケースが多く(吸引分娩・帝王切開)、生まれてきた
赤ちゃんは酸素不足から呼吸障害を起こします・・・との説明から始めるわけです。
皆さん・・・無言ですが、なるほど~といった感じ(^_^;)
つまりは前にもブログで書きましたが、無痛分娩はハイリスクなのです。
なので、『呼吸障害ありきで、新生児介助を行いなさい』と伝えます。
つまり人工呼吸が必要だということです。
そんな状態の赤ちゃんを産みたいのでしょうか?
陣痛という痛みがなければ、そんな状態の自分の赤ちゃんを受け入れるのでしょうか?
それとも助産師さんや産婦人科医が赤ちゃんを何とかしてくれるから
大丈夫と思っているのでしょうか?
もちろん、助産師さんも産婦人科医も一生懸命に助け、蘇生します。
それ以前に母として安全なお産を今一度考えてみてはどうかと感じます。
私なら・・自分の赤ちゃんに何かあったら・・・
そんなリスクの高いことはしたくありません。
今、現役の助産師さんは、この無痛分娩においての蘇生のもどかしさを感じながら
必死に赤ちゃんのために戦っています。
本来は何の問題もなく生まれてく赤ちゃん・・・。
このNCPR(新生児蘇生法)は、無痛分娩を行う施設は必須にしていただきたい!!
赤ちゃんのために・・。
そんなこんなで、助産師さんや看護婦さんの蘇生術の向上のためにも、定期的に
開催しなくてはならないと感じる今日この頃です。
そしてどんなお産が自分にとってベストなのかもう一度、今一度考えてほしいと
願っています。

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